実例紹介
地震に強い家って何?耐震等級だけが基準じゃない!家を建てる前に知っておきたい制震と耐震の違い!
2021.02.09
度々大きな地震が発生する日本。いつかやってくる南海トラフ巨大地震。新築住宅を建てるなら、やはり地震に対する強さは気になるところねすよね。
『でも耐震性能って何を基準に検討すれば良いの?』
そんな疑問を解決します(・v・)
◇耐震性能の基準となるのは????
地震が起こったとき、建物がどれくらいたえられるのか?その判断基準のひとつに『耐震等級』があります。
耐震等級とは、住宅の耐震性能を3段階にランク付けしたもので、その数字が大きいほど、建物の耐震性能が高いことを示します。
◇耐震等級だけじゃない!!!耐震性能を比較する上で大切なこと!
耐震等級は、建物の耐力壁の壁量によっておおよその規定が定められています。ところが、建物の地震の強さには壁量だけでなく耐力壁をバランスよく配置することも重要なのです。
耐力壁とは、筋交いの入った壁や、構造用合板や石膏ボードなどを張った壁のことです。
どんなに強い壁で家を建てても、壁が片側に偏っていたら、ぐらぐらで安定せずに倒壊しやすくなってしまいます。
耐力壁が多く、そしてバランスよく配置されていれば耐震性アップ☆彡
だけど、それだけで大丈夫でしょうか?
現在の大半の住宅で採用されている耐震工法は、「建築物が倒壊せず、住人が避難できること」を前提に、揺れに耐える強さの建物の構造です。
つまり建物の強さで何とか耐え忍ぼうという工法。それだけでは家はもちません。それだけでは、まず1度目の揺れで柱と柱をつないでいるネジが緩み、2度目の揺れでさらにネジが緩み、繰り返す揺れでネジが外れてしまい倒壊します。
そこで必要なのが揺れを吸収して抑える技術、制震システムです。
◇プラスα☆制震システムの導入☆~~
制震システム・・・・揺れを吸収して抑える技術
壁量計算プラス制震システムの導入で少しでも地震に強い家を建てましょう。
ESTが標準仕様にしているのは制震システムGVA
~制震システムGVA[ジーバ]とは | 株式会社アイ・エム・エー (imanet.jp)
建物を揺らすのは『地震エネルギー』。そのエネルギーがゼロになるまで、建物はとまりません。
エネルギーを吸収できるのが制震システムGVAです。
制震システムGVAとは制震材を組み込んだダイヤモンド型の制震装置を建物に最適なバランスで配置するシステムのことです。制震ダンパー、フレーム形状、設置バランスなどシステム全体で最適なエネルギー吸収効果を建物に付加します。
GVAだけじゃなく他にも沢山の制震システムがあります。
住宅用制震ユニット|住友ゴムのMIRAIE(ミライエ) (srigroup.co.jp)
木造住宅用制震システム TRCダンパー | 住友理工株式会社 (sumitomoriko.co.jp)
◇地震専門家による強力タッグ
世界的素材メーカーのスリーエムジャパン、建築金物大手のカナイ、住宅構造研究所のトップランナーであるMASA建築構造設計室と東京理科大学理工学部、これらのスペシャリストによる協力体制の下、GVAはたくさんの建物に使われているのです。
◇地震の揺れを低減
実証実験が示す高い製品力が自慢です!!!
様々な実験と検証を繰り返し、より優れた製品の開発に取り組んでいます。そしてGVAをプラスすることによって揺れを最大70%吸収することが実証されました。
日本に住む限り、地震の脅威から逃れられないといっても過言ではありません。万が一の事態のときにもみなさんの安全と、その後も安心して暮らせるように。
耐震制を高める家をつくる方法はいくつかあります。地盤や地域性など、何か適切なのかを知り、是非検討する材料のひとつにしてください。