実例紹介
分譲地ってなに?分譲地のメリットデメリットを解説します!
2021.08.31
家づくりのために「まず土地を探す」という方は多いのではないでしょうか。
そんな中で今回は「分譲地」のメリット・デメリットについてお話します(・v・)ぜひ土地選びにお役立ててください。
◆分譲地と「売地」「宅地」の違いとは?◆
広告などに掲載されている土地は、「売地」「宅地」「分譲地」などと記載されていますが、違いを知っていますか?意味を知っていると不動産広告をみるのもまた楽しく感じますよ!
◇売地・・・・・・「販売されている土地」全般を指し、住宅用地だけでなく建物が建てられない土地も含まれます。住宅用に販売される売地の中で「建築条件なし」は土地のみの販売を、「建築条件付売地」と表記されていた場合は、売主が指定する建築会社で家を建てることを条件に販売される土地を指します。
◇宅地・・・・・・一般的に「建物を建てるための土地」を指します。
売地や宅地は、建物が取り壊され整形されたもの(更地)や、まだ建物(上物)が残っているものなど形態は様々です。「建築条件付」でなければ土地のみ購入できるため、建築会社を自由に選ぶことができます。
◇分譲地・・・・・・不動産会社やハウスメーカー、工務店などが土地を購入し、住宅用地として土地を分割して販売するものが分譲地です。一区画だけの販売もあれば、数十~数百区画など大規模なものもあります。
分譲地は区画によって価格や土地の状況に差があることも。
人気の高い角地や日当たりのいい区画はすぐに売れてしまうことが多いようですが、敷地条件を上手に活かした設計をすることで、住み心地の良い家はつくれます。土地を選ぶときには、可能であれば設計士さんにも相談してみましょう!!
◆分譲地のメリットとは?◆
分譲地はもともと田畑や山林だった場所、大規模な建物の跡地などを、住宅を建てるために造成・区画整理して販売されます。
まずはメリットを見てみましょう。
《住宅取得価格を抑えられる》
分譲地は一定の規模で開発することでコストを抑えるため、手ごろな価格で土地と家を手にいれることができます。
地盤改良や水道・ガスなどのインフラが整っており、近隣とのトラブルの種になりやすい境界線が明確なので、初めて家を建てる方でも安心して購入できます。
《暮らしやすく美しい住環境》
スーパーや学校などの周辺環境が整備されることも多く、子育て世代が暮らしやすい環境が整っています。分譲地は「街づくり」を意識して作られますので、整然とした美しい街並みも魅力のひとつ。計画的な開発によって道路幅を広くできるため街並みにゆとりが生まれ、駐車もしやすく便利です。
《良質なコミュニティを形成しやすい》
分譲地は子育て世代に人気が高く、入居時期も近いため、コミュニティを形成しやすいというメリットも。良質なコミュニティは地域防犯にもつながります。
同じ年頃の子どもがいれば家族同士が自然に仲良くなりやすいですし、ご近所づきあいもお互いに新しいスタートですから、古くからある住宅街のように「コミュニティに馴染みにくい」「近所に子供が少なく遊び相手がいない」というケースは少ないでしょう。
◆分譲地のデメリットとは◆
多くのメリットがある分譲地ですが、気をつけたい点もあります。デメリットもしっかり考慮しましょう!
《人づきあいが濃くなりがち》
分譲地は住民同士のコミュニケーションが密になりやすく、それが助け合いや防犯に繋がるというメリットがあります。しかしこれは人によっては「人づきあいが濃すぎて苦痛」になる可能性もあります。自分がどのような近所付き合いを望んでいるのか、一度確認する必要がありますね。
できるだけ近所と関わらずに生活したい、と思っている人にとっては、無視できないデメリットになってしまいます。
《建築条件が決まっていることが多い》
分譲地の多くは、住宅を建てる業者が指定されていることが多いです。建築会社によっては間取りや設備、部材などの規格が決まっていることも。自由に家が建てたい方は、どこまで希望を聞いてもらえるかを確認しておく必要があります。
《分譲地内の人気区画はすぐに埋まる可能性がある》
日当たりや敷地面積など、条件が良い区画は人気が高く、すぐに埋まってしまう可能性があります。気になる分譲地が出たときには、すぐに手を挙げることで条件の良い区画をおさえることができるでしょう。
いかがでしょう?暮らしやすく、将来も安心できる家づくりのために「土地選び」は重要なポイントです。メリット・デメリットを把握して、後悔のない家づくりをしましょう(*^_^*)