実例紹介

たったこれだけ!いきなり高級感がでる内装づくりの共通点とは?

2021.03.23

ナチュラルな家、モダンな家、アンティークな家、クラシカルな家、ヴィンテージ感のある家、どんなイメージでもOK!ひとつだけこだわれば、一気に高級になる内装デザインのポイントは、天井です!

天井の素材は部屋の印象を決める大事な要素のひとつです。一般的には天井も壁同様クロスを使用するお家が多いですが、近年はリノベーションの際に天井にこだわったり、オシャレな照明も増えているので照明にあわせた天井に変えたい!!というかたも増えています。

素材感を楽しむ板張り天井


では、天井がクロスのものと板張りのものとではどのような点が違うのか。板張り天井の効果や留意事項などをご紹介します。



【板張り天井にするメリット】

■重厚で高級感をだせる

まずあげられるのは、重厚で高級な感じをだせるという点です。シンプルな空間であっても、天井を板張りにすることで木目の美しさが際立ち、重厚感や高級感を与えることができます。



■自然素材にくつろぎを感じる

次にあげられるのが、くつろぎを感じやすくなるという点です。木の風情を活かすことで、よりリラックスできます。タイルやコンクリートも素敵ですが、どうしても無機質な印象になってしまいますね。




【板張り天井が効果的な場所は?】


■家族の集うリビング


天井を板張りにするのにオススメな場所はいくつかありますが、まずはリビングです。リビングだけ板張り天井にすると、そこがくつろぎ空間であることが強調されますし、さらにオシャレな雰囲気を醸し出す効果が!天然素材のもつ温かさで癒しの空間を演出したいときにピッタリ!!

好み次第で品のあるデザインにも、個性的なデザインにもできますから、板張りの天井はリビングの雰囲気づくりにオススメなんです。



■キッチンがモダンでオシャレに


またLDKのうちキッチンの部分だけを板張り天井にすると、他の部屋とのメリハリをつけやすいというメリットがあります。キッチンというのはどうしても衛生面の観点などからシステムキッチンやタイルなどの無機質な素材をつかうことが多い空間ですが、天然の木材を組み合わせると、そういった素材から受け取る冷たい雰囲気をやわらげることができます。またキッチンカウンターやカップボードなどと色を合わせると統一感がでますし、部分的に板張りにすることによってアクセントになり、ナチュラルだけどカッコいい印象になります。


M様邸 キッチンの上を部分的に板張りに!



■和室が落ち着いた雰囲気に


天井を板張りにすることで効果的な場所はまだまだあります。
そのひとつが和室です。和室はもともと板張り天井との親和性が高く、天井板の種類や色、張り方によって、好み次第で純和風の空間にも、和洋折衷の空間にも変えることができます。間接照明や埋め込み照明との相性もいいのでオススメです。



【板張り天井のデメリット】


■クロス仕上げよりも費用がかかる

使う素材、板張りの範囲などで金額は変わってきますが、一般的なクロス仕上げよりも費用はかかってしまいます。ただ、コストはかかりますが、出来上がりの満足感もとても高くなることでしょう。



■使う範囲によっては圧迫感を感じることも


白系のクロスと比べて暗くなる分、少し空間が狭く感じてしまうかもしれません。

設計段階で板張り希望なことをきちんと伝え、それを踏まえた設計にすることをオススメします。




【素材の魅力を上手に活かそう】


このように天井を板張りにすることで得られるメリットは数多くあります。ただし、板張り天井は素材の魅力を活かしてこそ意味があります。安易な選択によってはちぐはぐな印象を与えては意味がありません。壁の色や素材、全体の雰囲気、また手持ちの家具などとの印象を比べ、上手に取り入れましょう。

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