実例紹介
お得に購入できる!?建築条件って何!?「建築条件付き土地」の購入を考えたら読んでください☆【土地探し】
2021.06.25
■建築条件付き土地とは何?
建築条件があるというと、日当たりの関係で3階建ての住宅が建てられない~~~など、物理的な条件があると考えがちですが、建築条件付き土地はこうした条件が設定されているわけではありません。
では、その条件とは何なのか?
それは「住宅を建てる建築会社があらかじめ決まっている土地」。土地売買契約を結んだ後、一定期間内に、決められた建築会社と工事請負契約を結ぶことが条件となり販売されるのです。自分で工務店を選ぶことができない土地が、建築条件付き土地になります。
わかりやすく言うと、「この土地を買うなら我が社で家を建てます」といった感じです!!
建築条件付きの土地の購入は、新築一戸建に住みたいと考える人にとってひとつの手段になります。購入前に知っておきたいメリット・デメリットをご紹介します。
■建築条件付き土地のメリット
●一般的な土地よりも割安なケースがある
一般的な土地の場合、土地の売買時に一定の利益を出す必要があります。しかし、建築条件付き土地の場合は、土地売買時にプラスして住宅建築時でも利益を得られるため、一般的な土地よりも割安なケースがあります。
●家づくりをスピーディに進められる
土地選びが難航している人も、建築条件付き土地ならスピーディに家づくりを進められるというメリットがあります。
土地を購入してから「建築会社がなかなか決まらない」「建築会社との打合せがスムーズにいかず期間だけが経過した」という事態を防ぐことができます。
●住宅ローンの複雑な手続きもスムーズ
家づくりでもっとも大変といえるのが、住宅ローンの手続きです。すでに建物が完成している建売住宅であれば、住宅ローン契約も単純なのですが、土地を建物と別々で購入する場合はそう簡単に進みません。
建築条件付き土地であれば、土地と建物のトータルコストを把握しやすく、同じ企業や担当者に一括して任せられるメリットがあります。返済プランの全体像を事前に把握しやすいため、無理のない返済計画を立てやすい安心感もあります。
●まとまった区画であれば、街並みもキレイに整備されている
土地選びは、周辺環境や街全体の雰囲気なども重要なポイント!!
建築条件付き土地では一社がまとまった区画ごとに分譲地を販売しているケースも多くあります。道路など交通面に配慮されていたり、街全体の統一感が生まれるように整備されていたり、新しくキレイな街で暮らせるというメリットがあります。
また、新しい土地で生活するとなると、すでにある近所のコミュニティに入りづらく、ご近所さんと馴染みにくいといった心配もありますが、まとまった区画で販売されている建築条件付き土地であれば、周辺の世帯が同じくらいの時期に入居することになるので、ご近所づきあいが気楽にできるという魅力もあります。
建築条件付き土地の購入にむいているのは・・・・・・住宅を建てることを目的に土地をさがしており、なおかつ、建築会社にはあまりこだわらないという方。
■制限の程度を確認しておくことが大切■
建築会社が指定されているだけでなく、設計に制限がある場合もあります。
「間取り自由」「建築プラン変更可能」などとあっても、「間取りは自由だが仕様に制限がある」「建築プランの変更は可能だが、選択肢が2種類のみ」という場合もあります。また、プランの変更や仕様の追加に特別料金がかかる可能性もあるのです。
建築プランは多くの人が気に入りやすい、いわば「好みの中央値」であることが多く、「標準的で十分」「無難なタイプが好き」といった人にはいいでしょう♪
条件や制限が家づくりの障害にならなければ、建築条件付き土地でも問題はないでしょう。しかし、自分の希望がかなえられない場合は、後悔することになるかもしれません。
家づくりにおいて、建築条件付き土地が自分に適しているかどうかを考え、不向きと判断したら購入はやめておくほうが後悔が少ないでしょう。
建築条件付きの土地を検討されるかたは、是非今回の内容を参考にしてくださいね♪