2024.10.17

現代の戸建住宅は2階建ての家が大半ですが、その一方で「平屋の家」を求める方が増えています。
核家族化が進み、部屋数もそれほど求められなくたってきたのもあります。今回は平屋のお家に住むメリットやデメリットを中心に、平屋の特徴をご紹介します（・ｖ・）

【そもそも平屋ってどんなお家なの？】

　平屋とは、リビングやキッチン、寝室や洗面バスルームなど必要な空間を1フロアに詰め込んだ『1階建ての家』のことを言います。２階や3階がないぶん、建築コストも抑えることができ、構造的にも安定しているのが特徴！！

平屋の家は重量が軽いものの重心は安定しており、大きな地震に襲われても揺れが小さくなるという特徴もあります。また、壁面積が小さいことから台風による被害を受けにくい！！総じて災害に強い家をつくりやすいと言えます。

さらに、2階がないので、天井を高くとったりと設計の自由度高くなります。

【平屋のメリット】

◇家事が楽になる
　
どの部屋に行くにも階段がなくスムーズに移動でき、掃除などの家事の負担軽減につながります。掃除機を持って二階に移動したり、階段部分をぞうきんがけしたり・・・なかなかの重労働ですが、平屋の家だと楽ちんです♪

◇階段部分のスペースを有効に

2階建て以上の家に必ずあるもの。そう！階段スペースが平屋の家にはありません。一般的に、階段やホールの部分に必要なスペースは4～5畳ほど。この空間を使って収納や書斎、趣味のスペースに使うのもいいですね☆
設計次第では、2階建ての家よりも使い勝手がよく広々とした空間を造ることも可能なのです。

◇高低差もなくバリアフリー面も安心

老後の生活を見越して生活のしやすい平屋を求めるかたも多くなっています。若いときは階段の上り下りが平気でも、だんだん歳を重ねるにつれてつらくなってくるものです。車いすが必要になった場合でも、部屋への移動がスムーズにできます。

◇メンテナンス費用が安く済む

平屋はメンテナンス工事をする際に足場を組む必要がなく、その分、メンテナンス費用を抑えることができます。建物の寿命を延ばすには手苦節なメンテナンスは必要不可欠。なかでも重要なのが屋根や外壁の塗装です。これらの外装材から防水機能が失われたまま放置していると、構造内に水が浸入して躯体が傷み、建物の寿命が短くなってしまいます・・・。塗装の耐久性にもよりますが、一般的に10年に1回は塗装したほうがいいと言われています。
二階建以上の建物になると、外壁や屋根の塗装工事は足場工事を伴います。それが平屋の場合はかからないのでメンテナンス費用も抑えられるのです。

『平屋っていいな～～～♡』『平屋で暮らしたいな～～♡』そう！平屋には上記以外にも魅力がいっぱい！
しかし、検討されるのであれば、平屋のデメリットになる注意点もしっかり把握して対策を練ることも大切です。

【平屋の注意点】

◇部屋を増やすには敷地が必要

平屋の家を建てるにはある程度の広さのある土地が必要です。家を建てたあとに家族が増えるなどの増築の必要がある場合、土地に余裕がなければ難しくなるかもしれません。

◇日当たりの確保が難しい

平屋は建物自体に高さがないため、敷地や周辺環境の影響を受けやすい構造です。周囲に高い建物があるとその陰にはいってしまいますし、日当たりが確保できない。。。また間取りによっては近隣の二階建以上のお家から家の中がまるみえ！なんてことも。住宅同士の距離が密集した住宅街や、敷地に余裕がない場所は注意が必要です。
そういった条件の土地で平屋を建てたい場合は、窓の向きや視線の高さなど、周囲の兼ね合いを考えて間取りを検討しましょう！周囲に売れていない土地がある場合は、そこが将来どうなるかという点も考慮しておくと安心です（・ｖ・）

◇プライベート空間の確保が難しくなることも

平屋はコンパクトな構造の中に全ての機能が収まっているので、家族同士の距離も自然と近くなります。しかし、同時に階を区切ってそれぞれのプライベート空間を確保することが難しくなることも。家族同士の距離感は家族同士でも違う場合があります。間取りの際に廊下を設けたり、個室の位置を変えたりと工夫しましょう（・ｖ・）

平屋みは家族の今と将来、両方に実用的な魅力がたくさんあります！！！メリット・デメリットの双方をふまえ、検討しましょう。

◆平屋か二階建か迷っている・・・
◇土地はもっているがこの土地に合う平屋のプランはあるのかな・・・
◆平屋を建てたいけれど土地がみつからない・・・・

上記のようなお悩みも是非ご相談ください。
昨年、ESTで平屋を建築されたH様。無駄のない、シンプルかつ、なめらかな間取りに大変満足だという嬉しいお声もいただいております。
古風な平屋のイメージが、今や現代的でスタイリッシュなデザインの建物という意識に変わってきました（・ｖ・）